引越し前に知っておきたい引越し業者とのトラブル
引越しをすると、どんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。
引っ越し前、引越し当日、引越し後、それぞれの場面によって内容は変わってきます。
ここでは、引越し前のトラブル事例を紹介します。
・他社よりも安いと勧誘されて契約しました。しかし、その後、数社から見積りを取ったところ、最初の事業者が最も高額だでした。
事業者に解約を申し人れたところ、置いていった段ボールを直接返しに来ないと引き取り費用を請求すると言われました。
納得できません。
【アドバイス】
・段ボールの返送に関する費用については、引越約款には定めがないことから、消費者と事業者の双方での話し合いとなります。
これら注意点については、あらかじめ消費者に説明すべきですが、十分に行われていないのが実態です。
最初の契約時に、確認をしておくことが必要です。
もし、していなければ、支払う義務が発生してきます。
他にもこんなトラブルも気をつけたいです
●キャンセル料の目安は?
事業者は、引越約款を見積り時に消費者に提示する義務があります。
引越約款には解約手数料について引っ越し前日で運賃の10%以内、当日で20%以内と定められています。
このほか解約手数料とは別に、事業者が見積書に明記された附帯サービスを行えば、その費用を請求される場合があります。
●事業者の見積りミス
電話やインターネット等での見積りも多いようです。
便利である反面、事業者からの質問等に対して十分な説明ができず、事業者との間で荷物の量や大きさなどで行き違い等が生じがちです。
引越し料金が最大50%安くなる理由
「ダンボール一つあたりの料金」や「大型荷物はどの程度スペースを使うか」など、引越し業者によって基準が異なるため、その分、料金も変わってしまいます!また移動距離によっても、近距離の引越しを得意とする業者、長距離を得意とする業者とさまざまです。

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引越し業者とのトラブルを知っておこう
引越し当日のトラブル事例
・新築した新居への引っ越しです。
何度も注意したにもかかわらず、事業者は養生もせずに強引に階段を使って冷蔵庫を2階に上げようとしたため、階段の一部や床に傷が付きました。
事業者は修理するというが、やっと建てた家なのに傷を付けられて許せません。
【アドバイス】
・作業中に床に傷を付けられたというトラブルも多いものです。
事業者は注意を怠らなかったことを証明しない限り、損害賠償の責任を負います。
具体的な賠償方法は、事業者と消費者の話し合いでなされることになります。
他にもこんなトラブルも気をつけたいです
●約束の時間に来てくれず遅延
荷物の受取り日時については、引越約款で見積書に明確に示すことが求められています。
遅延によって何らかの損害が生じた場合は、原則として運賃等の合計額の範囲内で賠償を行うことになります。
●トラックに荷物が積み込めなかった
事前に見積りがあったにもかかわらず、荷物が積み込めなかった場合、積み込めなかった原因が消費者にあるケースを除いて、事業者に荷物の運送を求めることができるほか、何らかの損失を被っているのであれば、損害賠償の請求も可能であると考えられます。
●広告と違って男性スタッフが作業した
広告等から受けるイメージが、契約のきっかけになることもあります。
広告でうたっているイメージや約束が実行されない場合は、事業者は消費者に事前に説明することが必要でしょう。
その際に消費者が解約を申し出ればキャンセル料の請求は行わない、やむなく引っ越しをした場合は契約金額から割り引く、などの検討を事業者に求めることも考えられます。
引越し後のトラブル事例
・引越しで購入したばかりのパソコん2台と電気スタンド一台と電気スタンド、空気清浄器が水漏れして故障しました。
事業者からはすぐに保険で対応するといわれていたが、半年後、保険金額の上限である50万円まで支払うとのことで合意しました。
しかし、先日28万円しか払えないと回答してきました。
途中で担当者の交代や、補償の内容がくるくる変わるなど不誠実でした。
【アドバイス】
・「引っ越し後に段ボールを開けたところ、荷物が壊れていた。荷物そのものがなくなっていた」という相談も多いようです。
事業者は運送等に関して注意を怠らなかったことを証明しない限り、損害賠償を行うことになります。
ただし、引越約款では消費者は荷物を引き渡されてから3か月以内に通知しないと事業者の責任は消滅してしまうため、注意が必要です。
引越し業者によって引越し料金は変わります。
「ダンボール一つあたりの料金」や「大型荷物はどの程度スペースを使うか」など、引越し業者によって基準が異なるため、その分、料金も変わってしまいます!また移動距離によっても、近距離の引越しを得意とする業者、長距離を得意とする業者とさまざまです。 もっと詳しく知りたい方は…

引越し業者とのトラブルを回避するためのアドバイス
●見積書・引越約款は契約書という認識を持つこと
①電話やメールなどで見積りを行う場合は、事業者との連絡を.密接にし、見積書が届いたらすぐに確認する。
②見積書に書かれていることを確認し、疑問点は解消しておく。記載されていない口約束等は、見積書の余白などに書いてもらう。
③引越約款の提示を受けたら、見積書同様、疑問があればすぐに問いてみる。
④貴重品やパソコンなど、運送上の特段の注意を要する荷物については事前に事業者に串告しておく。
事前串告のなかったもの についてはき損があっても賠償の対象とならない場合があるので忘れないように。段ボールは契約前には受け取らない。作業終了後の段ボールの処理方法等はあらかじめ事業者に確認しておく。
●事業者は複数の見積りを取ったうえで決めること
営業ナンバーを持つ複数の事業者から同じ条件で見積りを取る。事業者を選ぶ際には、値段や広告等だけに惑わされないことも必要である。
●引っ越し作業時および終了後には点検すること
引っ越し作業中に傷などに気づいたら、その場で作業責任者に串し出る。作業が終了した後は早めに点検する。荷物の紛失やき損に気づいたらすぐに申し出る。
●消費生活センター等に相談すること
苦情を申し出ても対応されない、対応に納得できない場合には、近くの消費生活センターに相