妊娠 不妊 いつから【いつから不妊と呼ばれるのか?】

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妊娠 不妊 いつから【いつから不妊と呼ばれるのか?】

通常女性が妊娠するのに、どれくらいの時開かかかるでしょうか。

 

調査によると、避妊をせずにセックスを行ったカップルは、1ヵ月目で全体の3分の1が、3カ月後には半分のカップルが妊娠したとの報告があります。

 

調査開始から半年後には80パーセントが妊娠し、1年後には90パーセントに達したとのことです。

 

このデータを基本にして、避妊しないで性生活を送っても1年間妊娠しなければ、不妊症と診断されます。

 

一方で、最初の6ヵ月で多くのカップルが妊娠していることから、妊娠せずに半年過ぎたカップル(特に女性が35炭以上の場合)に検査を勧める医師もいます。

 

1年間で妊娠できなければ自然妊娠は難しいのでしょうか? 

答えは「ノー」です。

 

西洋医学の不妊治療なしに1年以上かけて妊娠するカップルもいます。




不妊から抜け出すために

少なくとも1年以上妊娠を試みて、一般的な方法で、セックスを頻繁に行うで、効果が見られなければ、ちゅうちょせずに医者に相談することをお勧めします。

 

35歳以上であれば、すぐにでも病院に行ったほうがよいでしょう。

 

これはアメリカ生殖医学会とアメリカ産科婦人科学会、その他の医学会による共通のアドバイスです。

医師に相談すれば、どういう状態にあるのかを的確に示してくれるでしょう。

もしかすると、医学的な問題、たとえば糖尿病や甲状腺機能の低下、太リすぎなどが明らかになり、その対処が求められるかもしれません。

 

卵管閉塞や子宮内膜症、子宮筋腫、精索静脈瘤などの障害が見つかれば手術も可能であり、あるいはIVF(体外受精)やICSI(顕微授精)などの高度生殖医療を勧められるかもしれません。

 

以上はすべて、長年にわたって100万人以上のカップルに施され、その効果や安全性が確立されている医療であることは確かですが、自分でできる方法を試さない手はありません。

 

もし喫煙者なら、禁煙が妊娠への近道です。

 

男女に共通して、喫煙者は吸わない人よりも不妊のリスクが高く、妊娠するまでより長い時開かかかります。

 

一方、瞑想や呼吸法などでストレスをコントロールできれば、妊娠する可能性が高まるでしょう。

 

また、婚活サプリメントの活用もいいでしょう。

不妊症かも…と思ったら!

不妊症の原因は男女ともにある

「不妊症」とは、正常な夫婦生活があるにもかかわらず、2年以上妊娠しない場合のことをいいます。

 

これはふつう、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠する、というテータにもとづいています。

 

なかなか赤ちゃんができなくて、「もしかして不妊症かも…」と思うのは女性の方が多いようですが、不妊原因は女性だけでなく、男性にもあります。

 

WHO(世界保健機関)の謂査によれば、男性のみに原因かおるカップルが24%、男女ともに原因があるカップルが24%です。

このように、カップルのおよそ半分近くは、男性側にも原因があるのです。

 

できれば初診から夫婦で通院し、男性側も検査や治療に協力する姿勢を示すと、原因追究がスムーズです。

不妊治療は夫婦ふたりの問題ととらえ、治療の過程でもよくコミュニケーションをとることが大切です。





原因がわからない「機能性不妊」

近年、不妊検査の結果、異常がなかったにもかかわらず妊娠しない「機能性不妊」と診断される人が増えています。

実は、原因がないのではなく、「説明ができない」のが正解です。

 

なぜなら、現代の医療では解明できない部分が多いからです。

 

たとえば検査では判断がむずかしいものに、「卵子のピックアップ障害(卵子が卵管釆に入れない症状)」や「受精障害(精子が卵子のなかに入れない症状)」、「着床障害」などがあります。

 

「機能性不妊」と診断されてもあきらめずに、治療を続けましよう。

タイミング法や、排卵誘発剤の使用など、治療方法は通常の不妊治療と何ら変わりはありません。

 


正しい知識を身につけて

近年では、インターネットや雑誌、テレビなどでも、不妊治療についてのだくさんの情報が出回っています。

しかし、なかには不安をあおるような内容の記事も少なくありません。

マスコミの報道に踊らされず、正しい知識を身につけて今後の治療に役立ててほしいものです。

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