記憶力が悪いと悩んでいませんか?
記憶力ってみんな同じなんですよ。
何千人に1人といった割合で、記憶力が良い人はいますが、それってまれです。
記憶力は、記憶するやり方によって変わってくるのです。
そこで、記憶力が上がる方法!勉強法についてお話します。
記憶力を上げる方法【記憶力を伸ばす勉強方法】
興味深い話があります。
海馬のドーパミン神経が一番活性化するのは、どうも学習をはじめてから12時間後がミソらしいのです。
12時間たったところからの勉強は、脳細胞を育てる物質、BDNF(脳由来神経栄養因子)とドーパミンが働き、記憶が永続化するらしいのです。
だから、学習後12時間たったあたりで、ドーパミン系を興奮させるよう、楽しく復習することが、記憶力を伸ばす勉強法になります。
12時間と言えば、およそ、「予習→学校」、または、「学校→復習」のサイクルです。
昔から言われているように予習、復習は大事ということです。
その「かなめ」になるのが、学校での学習です。
ここが抜けてしまうと当然12時間のサイクルが組めません。
学校の授業を大事にし、その中身にいちいち感心する、興奮することが大切です。
つまり、ドーパミン神経を活動させるように学ぶことが、なんだかんだ言っても記億定着を促進する可能性が高いのです。
学校の授業をおろそかにして、塾や家庭学習だけで学習効率を求めるのは、なんとも非効率な話です。
要するに、学校の授業が8時30分から始まるとすれば、学校が始まる前に1時間予習をして、それから授業を受け、帰宅後1時間復習して、塾や習い事に通うというサイクルが、記憶力を永続化させるもっとも有効な勉強方法なのです。
このサイクルを実践すれば、成績アップ間違いなしです。
記憶を上げる3つの勉強方法
「うまく記憶するにはどうしたらいいですか?」
「効率よく暗記する方法を教えてください」
と尋ねられたとき、この質問の答えはこうです。
海馬という脳の器官が、記憶をつくリ出すのに深くかかわっていることは、もうご存知でしょう。
海馬は、耳の横っちょあたりの脳の奥にあります。
小指大ほどの器官で、左右に1つずつあり、形がタツノオトシゴに似ているので、「海の馬」、海馬と言います。
脳科学の世界では超有名なHMさんは、切除手術で海馬を含む脳部位をとり除かざるを得なくなりました。
そして、それ以降新しいことを覚えられなくなったため、「海馬が新しい記憶をつくる器官だ」とわかったきたのです。
この海馬では、長期増強という現象がよく観察されます。
海馬ではニューーロン(脳細胞)が軸策(細胴体本体からの信号をほかのニューロンに伝える繊維)を伸ばし、きれいにループをつくっています。
その一部をちょっと刺激すれば、つながった他のニューロンも活動します。
この時、ニューロンに「繰り返し刺激を与え」たり、「グっと強い刺激を与え」たり、あるいは「同時に何力所かから刺激を与え」たりすると、その後は、わずかな刺激でもニューロンが強く、また長期間活動を続けるようになります。
これが長期増強。記憶のおおもとだと考えられています。
だから、記憶を強める3つの勉強方法は
1.繰り返すことで、記憶は定着していきます。
2.印象づけると、忘れにくくなります。
3.つながりをつけて覚えると、忘れにくくなります。
この3つを意識して勉強することが重要なのです。
効果的に記憶力上げる勉強法方法の1例として、色んなパターンの問題解くことです。
色んなパターンの問題をやることで、1つの答に対して、色んな繋がりができ、繰り返し問題を解いていくことで、記憶が定着していくのです。
ぜひ、一度挑戦してみてください。