<目次>
・むくみ・水毒がたまると、太りやすく、難病にかかりやすくなる
水毒の改善【むくみ・水毒の改善方法とは?】
男性より女性のほうがむくみやすいといわれていますが、これは女性のほうが皮膚はやわらかく、血圧も低く、足から心臓へと血液を押し戻す筋力が弱いためです。
更年期や月経の前後には、ホルモンバランスの乱れによってむくみがちになることもあります。
むくみや水毒を放置すると、血管が圧迫されて血液の循環が悪くなり、体は冷えやすく、セルライトもできやすくなってしまいます。
つまり、むくみや水毒を早いうちに解消・予防すれば、肥満や病気を遠ざけることもてきるわけです,
【むくみ・水毒をためない基本の4ヵ条】
下の図の、1から4を1セットとして、1回につき5セット、1日3回行うと、下半身太り解消の効果が期待できます。
1.ふくらはぎは、血液を心臓に押し戻すポンプなので、マッサージで血行が促進される。つま先の曲げ伸ばしや青竹踏み、ウォーキングも効果的。
2.毎朝1杯の硬水を飲もう。硬水とは、カルシウムやマグネシウムを多く含む、硬度1以上の水。吸収率が低く、便通を促して水毒をためにくくする。
3.朝起きて夜は寝よう。きちんと睡眠をとらないと、循環しながら血管と外の細胞との間を行き来している体内の水がリンパ管に戻らなくなり、むくみの原因になる。
4.カリウムをとろう。海草、バナナ、りんご、すいか、とうがん、小豆などの食品に豊富なカリウムは、余分な水分を尿や汗として排出する。
また、水太りの原因である「水帯」にも注目したいです。
「水滞」とは漢方で、水(すい)の流れが停滞したために起こる病的状態をいいます。
水分が必要以上に体内にとどまると、むくみや、水太りに影響を及ぼします。
体の各器官に行き渡るべき栄養分も滞ってしまうので、同時に脂肪もつきやすくなるのです。
むくみ・水毒がたまると、太りやすく、難病にかかりやすくなる
人間の体は、その60%以上が水分(体液)でできています。
水分の内訳は、血液、組織間液、そしてリンパ液。リンパ液は通常、細胞で使われた水分の残りで、血管と併走しているリンパ管の中を流れていますが、何かの原因で体液量の調節がうまくいかなかったり、血行不良で体液の流れが悪くなったりすると、回収されなかったリンパ液は皮下組織に滞留して、むくみになります。
またリンパ池中の老廃物が体のあちこちに置き去りにされ、病気や不快症状の原因になってしまうのです。
東洋医学でいう「水毒」もむくみとほぼ同じものですが、西洋医学にくらべ、より広い意昧でとらえられています。
たとえば西洋医学ではむくみは一過性の症状ですが、東洋医学では難病も体の深いところにたまる水毒が原因と考えられており、脳のむくみが心の病気につながるケースもあるとされています。