認知症予防には、大きく分けて2通りの方法があります。
ひとつは、食生活・運動・生活習慣など日々の生活の中で見直す方法、もうひとつは、ゲームやサプリなど、能力を補ったり改善させる方法です。
このサイトでは、認知症を予防する運動について解説していきます。
<目次>
・認知症予防の運動 効果【簡単な運動!1日10分で初期ボケを克服!】
認知症予防の運動 効果【簡単な運動!1日10分で初期ボケを克服!】
初期の軽いボケ症状は、脳を使わないことによる機能の衰えですから、脳を活性化するトレーニングで回復させることも可能です。
また、入院などをきっかけに認知症の症状が出始めたという場合でも、進行しないうちに脳に刺激を与えることでボケは克服できます。
その刺激の仕方について、脳の領域と全身運動を対比した調査によれば、大きな動作よりも指先をこまかく動かす手指の刺激のほうが脳の活動、とりわけ言語や記憶などの活動をつかさどる海馬エリアと関係の深いことが判明しています。
ピアニストや絵描きはボケないという話は理にかなっているのです。
トレーニングといっても、むずかしい動作やはげしい全身運動をするわけではありません。
楽しく気軽に、いつもは使わない体の部分を使ったり、平生とちょっと違う動き方をするだけで、ふだん使わない脳細胞が刺激を受けます。
全部で10分もあればできる「認知症を予防する3つの運動!」をぜひ、習慣にしてみてください。
認知症を予防する3つの運動!
【ボケを予防する指先運送】
1.いつもと逆に手のひらを組む
●指を交互に重ねて両手を組む。いつも上にくる親指とは逆の親指が上にくるようにする。
2.指を1本ずつ伸ばしていく
●指が交互に重なるように両手を組み、親指から順に指を伸ばす。全部伸びたら1本ずつ元どおり曲げてい<。
3.ひじをクロスさせて指伸ばし
●伸ばした腕をねじって手を組み、内側に回して構え、2の要領で指を順番に伸ばし、戻していく。
4.いつもと逆に腕を組む
●自然に腕を組んだときに左右どちらが上かを確認し、ふだんと反対の腕を上にして組み直す。
【感覚を衰えさせない目・舌の体操】
1.目の体操
●目を左→上→右→下と1回転させる。真横(真上・真下)にあるものを見る感じで。
2.舌の体操
●目と同様に舌を出して、ぐるっと1回転させる。
【脳を活性化する簡単トレーニング】
1.片足バランス
●そろえてまっすぐ立ち、両腕を水平に伸ばし、片足を曲げて反対の足のひざにつける。慣れたら目をつぶって行う。
2.後ろ歩き
●目をつぶり、まっすぐに立ち、両腕を前に伸ばしながら一歩ずつあとずさりる。 10歩下がったらターンして、また繰り返す。
認知症を強力に予防する食事方法
日本は世界的な長寿大国ですが、長寿を危うくする生活習慣病もふえつづけています。
原因として見のがせない問題が「よくかまなくなった」ことです。
日本人が1回の食事でかむ回数は、戦前の半分以下に減少しています。
かむことと生活習慣病には密接な関係があり、よくかむことは、肥満や認知症を阻止してくれるばかりか、唾液の分泌も促します。
唾液は、
①食べ物を包み込んで刺激や熱をやわらげるムチンという成分を含んでおり、食道や胃の粘膜を保護し、胃がんを防ぐ
②ラクトペルオキシターゼという消化酵素が、がんなどを引き起こす活性酸素を消し去り、また発がん物質そのものを抑見込む
③顔の皮膚をはじめ血管などの細胞分裂も促す神経細胞を活性化するなど、若返りホルモンとも呼べるほどすばらしい作用を発揮してくれます。
食事の方法を見直すだけで、肥満や認知症の改善が図れ、よく噛んで食べることで、認知症を強力に予防してくれます。
認知症を予防する方法に関連するYouTube動画紹介
認知症を予防する唯一の方法 【精神科医・樺沢紫苑】
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