<目次>
・身長 伸ばす サプリ【飲んじゃダメな子供っているの?】
・身長を伸ばすサプリを飲んでも成長が損なわれる生活習慣とは?
身長 伸ばす サプリ【飲んじゃダメな子供っているの?】
身長を伸ばすサプリって、数多くの栄養成分が含まれています。
子供に飲ませるときに気をつけることは、食品アレルギーに関してです。
ほとんどの、身長を伸ばすサプリには、卵や大豆、乳性分といった、食品アレルギーのお子様が多い成分が含まれています。
食品アレルギーをお持ちのお子様の場合は、成分表示をよく確認して、身長を伸ばすサプを飲ませた方がいいでしょう。
身長を伸ばすサプリ販売数社に、「身長を伸ばすサプリを飲ませてはダメな子どもは?」と問い合わせたところ、やはり第一に食品アレルギーの問題を指摘されました。
しかし、身長を伸ばすサプリは薬ではなく食品なので、副作用に関してはまったく問題ないとの見解でした。
中には、アレルギー表示対象品目の27品目不使用の商品もありました。
基本的には、、卵や大豆、乳性分などの食品アレルギーをお持ちでないお子様には、身長を伸ばすサプリを飲まれても副作用などまったく問題はないようです。
アレルギー表示対象27品目不使用の商品「フィジカルB」

身長を伸ばすサプリに含まれている、あの成分が危険!
よく海外の輸入品で、「身長が15cmが伸びました」などの過激な表現で宣伝している商品を雑誌などで見かけますが、成分表示を確認すると「アルギニン」と表記されています。
アルギニンって?と思われる方も多いでしょうが、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する働きがあるといわれています。
病院で「低身長症の原因は何か?」を調べる検査の際には、成長ホルモンの分泌を促す成分として、L・ドーパ、クロニジン、そしてアルギニンがチェックされます。
この「アルギニン成分」が身長を伸ばすサプリに含まれてると危険なのです。
大量にアルギニンを服用すると胃痛・頭痛・下痢などの副作用が発生する可能性があります。
しかし、通常1日2~6錠を服用するサプリを、1日40錠以上飲むと危険ということですから、通常使用(製品の指示通り)するのであれば、副作用や悪影響は、まず無いと考えて良いでしょう。
身長を伸ばすアルギニンサプリを、子供に飲ませても大丈夫?
医療業界では、身長を伸ばす=アルギニンサプリメントではないようです。しかし、成長期の子供のサポートとして欠かせない成分です。
アルギニンはアミノ酸のため、肉や魚など、普通の食品に含まれています。小学生・中学生のうちは、なるべくサプリメントに頼らない方が良いでしょう。
しかも副作用はほぼありえないのですが、サプリメントでアルギニンを摂取しても、問題は起こらないと推測できます。
ただし、あくまで「自己責任」。とはいっても、子供はまだ物事の判断がつきかねますから、保護者さまの判断次第ということになるでしょう。
子供はまだ、臓器が未完成の状態。大人と比べるとダメージを受けやすい傾向があります。無理はさせないほうが良さそうです。
子どもに安心して飲ませられる、身長を伸ばすサプリ!
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身長を伸ばすサプリを飲んでも成長が損なわれる生活習慣とは?
睡眠不足だと身長は伸び悩む
身長を伸ばすために十分な睡眠は欠かせません。
ところが、多くの子どもたちの睡眠は不足しています。
身長を伸ばすのに犬切な成長ホルモンは、睡眠中に多<分泌されます。
睡眠は長さと深さが大切なので、一概に何時問寝なさいとは言えませんが、理想的な睡眠時間から犬きくかけ離れてはいけません。
肥満すると身長の伸びが早く止まる
肥満している子どもは、小学生のうちは比較的身長は高いのですが、その後、次第にみんなに追いつかれ、最終的には平均身長以下になる場合が多いようです。
これは、肥満児、特に肥満した女子は、早熟で身長の伸びが止まる時期が早いからです。
女子では、身長の高い低いにあまりかかわらず、体重が38kgに達すると初潮がある場合が多いのです。
初潮後は身長増加は鈍り、伸びはあと6cmほどしかありません。
また肥満していると、思春期の一番伸びる時期の身長増加が平均以下になります。
思春期の伸び盛りに、平均的な女子はピーク時に8.3cm/年となりますが、肥満児は6.7cm/年程度になります。
砂糖をとりすぎない
血液内のブドウ糖の値を血糖値といいます。血糖値が上がると、成長ホルモンの分泌は低下します。成長ホルモンの分泌は、血糖値が下ったときに上昇するのです。
したがって、常にアメを食べている子や、1日に何度も食事をとる子は、成長ホルモンが分泌するタイミングがなくなります。
成長ホルモンは、深い眠りに入ると分泌が盛んになります。寝る直前に大食いをしたり、甘いものを食べたりすると、血糖値が上がりすぎます。ある程度以上血糖値が上がると、成長ホルモンの分泌が低下してしまうので、夜食には注意しましょう。
朝食はかならず食べる
空腹状態で学校へ行くと、エネルギー源である糖質や脂肪が不足し始めます。
そうすると、本来「体を作る」栄養素であるたんぱく質が、炭水化物や脂肪のかわりにエネルギー源として使われ始めます。
その結果、骨や筋肉を作る原料であるたんぱく質が不足し、身長の仲びに悪影響が出るのです。
身長を伸ばすサプリに、この栄養素があるかチェックを!
タンパク質やカルシウムも大切ですが、背を仲ばすために必要な栄養素はそれだけではありません。
最近では、亜鉛やマグネシウムの重要性も注目されています。これらは少しの量ですが、なくてはならないミネラル。
まずは、それそれのミネラルをきちんととリ入れるように意識することが大切です。
亜鉛は、体内の酵素の働きを助け、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。
ある国で、背が高い人と低い人での、体内の亜鉛の量を調べました。
その結果、背の高い人のほうが体内の亜鉛の量が多いことがわかりました。
また亜鉛不足は、食品の味に鈍くなる、味覚障害につながるともいわれています。
これは、食欲不振の原因にもなってしまいます。
亜鉛の1日の所要量は、アメリカでは15印。日本でも亜鉛の所要量が策定されていて、1~14歳では5~8mg、15~17歳では9~10㎎と設定されています。
もうひとつ、不足しがちなミネラルがマグネシウム。
マグネシウムは、カルシウムの吸収と代謝を調節します。
大切なのは、カルシウムとのバランスです。
カルシウムとマグネシウムの理想バランスは、2対1です。
カルシウムだけを大量にとっていると、余分なカルシウムは体外に排出されます。
その際にマグネシウムも一緒に排出されてしまいます。
排出によって不足してしまったマグネシウムは、不足を補うために骨から血液中に溶け出しますが、そのときカルシウムも一緒に、骨から溶け出してしまいます。
つまり、カルシウムだけをとると、かえって骨のカルシウムが減ってしまう、奇異な現象がおこっているのです。
マグネシウムは、木綿豆腐や納豆、大豆、枝豆、干しひじき、カツオ、ホウレンソウなとに豊富に含まれています。これらを摂取することで、カルシウムの排出を防ぐことができます。
身長を伸ばす効果的な食事の方法 Q&A
Q.少食です。食べさせるコツは?
A.子どもが少食で悩んでいる親御さんは多いようです。まだ体が小さい子どもは臓器も小さいのでたくさんの量を食べられないことがあります。無理に食べると、吐いてしまったり、食べることが嫌いになったりすることがあるので気をつけましょう。
少食で心配なのは、運動量が多いのに食べる量が少なくて栄養不足になることです。スポーツは大好きで毎日練習をしているけどあまり食べない、という場合は要注意。背が伸び悩んだり、骨折や貧血の原因になることもあります。
●少食になる原因
・甘いジュースをよく飲む。 ・お菓子が常においてあり、いつでも食べられる。
・食事に集中していない(テレビを見ている、漫画を読んでいる)。
・疲れすぎて食事が食べられない。 ・睡眠不足で食事中に眠くなり寝てしまう。
・練習後、帰宅途中で甘い物や揚げ物などを食べている。
●対策
・食事中は水かお茶にする。食事前は甘いジュースやスポーツドリンクを控える。
・スポーツ練習後、帰宅後すぐに夕食の場合の捕食は控えるかおにぎり1個程度に。
・おやつは時間を決めて食べる。夕食前はせんべいなど消化の良いものか果物程度に(スナック菓子、アイス、チョコレートが食べたいときは昼間のおやつに食べる)。
・睡眠時間が短い場合は、早めに寝て、朝早く起きて勉強をするようにする。
●まだ体が小さくて少食な場合
おやつも食事の延長として食事に近いものを食べるようにします。たとえば、納豆ご飯、サンドイッチ、お好み焼き、肉まん、コーンフレークなど。また予不ルギー不足解消にお餅、果物、食パンなどを常備しておやつに食べるようにしましょう。体の成長とともに食べる量も増えてくることが多いものです。
Q.ダイエット中の女の子。背の伸びが心配です
A.成長期の女の子が無理なダイエットをして心配なのが貧血と疲労骨折です。
スポーツをしている場合は、貧血で走れなくなったり、疲労骨折で数カ月も練習に参加できなくなることもあります。また、ストレスや反抗期など精神的に不安定な時期が重なることも配慮が必要。指導者から「やせろ」「食べすぎるな」と言われて食べることが怖くなり摂食障害になることも。カロリーばかり気にするのではなく、体の代謝を上げるビタミンなどをしっかりとることが大切です。
●食事でしっかり栄養がとれていないと、満足感がなく間食が増えます
太りたくないからといってご飯を少ししか食べなかったり、お肉を食べないような食事をしていると、体に必要な栄養素が足りなくなり、常に何か食べたいという欲求が出て、結果的におやつを食べすぎることになります。体づくりに必要な栄養を食事でとりましょう。
●食べないダイエットは骨を弱くして筋肉量を減らします
食事のときは主食、おかず、野菜を食べることで筋肉や骨が効率よく作られます。○○抜き、○○だけ、という食べ方をしないようにしましょう。
●家族の協力が必要です
家に置く飲み物、おやつも気をつけて。普段の食事も火皿に盛るのではなく、▽人ずつ分けて盛りつけると、食べすぎ防止になります。